秋期スクーリングおよび後期メディアスクーリング結果
秋期に受講したスクーリング関係の結果が発表されましたので、成績確認と情報整理を行いたいとおもいます。4科目とも授業そのものが面白く、比較的良い成績をいただくこともできたので概ね満足しています。(でももうちょっと西洋史は勉強が必要かも…)
〇秋期スクーリング〇
・西洋史概説 S
授業内試験(持込電子機器以外可、択一・短答問題)
特筆事項はありません。配布資料とシラバスおよび授業内で紹介される概説書を持ち込めば択一は全問解けます。短答問題については、指定語句を用いて回答しますので大まかに歴史の流れを掴めているとスムーズです。
なお、私は「ヨーロッパの歴史」(放送大学)、「西洋の歴史(古代・中世編)」(ミネルヴァ出版)を持ち込みました。
・西洋美術史 A+
試験期間中試験(自筆のメモのみ持込可(自筆でもコピー不可)、事前公表設題から選択)
制限時間内に書き終わらない場合、自筆のメモを添付することができます。そのためレポート用紙は片面使用が正解かも?自筆のメモを手元に残しておきたい場合はコピーをしておくとよいかと思います。また、試験方法はシラバスに詳しく載っているので、ヤマを張るよりは復習のたびにメモを作っておくほうが確実です。
試験対策に使用した資料は、「西洋美術史」(美術出版社)、「新潮世界美術辞典」(新潮社)、「西洋美術用語辞典」(岩波書店)、「名画を見る眼」(岩波書店)、「世界の美術(コンパクト版)」(河出書房)、「西洋美術の歴史」(中央公論社)、「世界美術全集」(小学館)、「大系世界の美術」(学習研究社)です。
〇後期メディアスクーリング〇
・日本史概説 A
・日文特講・中世 S
共にレポート試験です。資料の列挙で設題が推測できるため控えますが、原文と注釈書・人物を扱う場合は人物伝書を使用して作成しています。加えて最近の研究論文を数件使うこともあります。また、原文については古文書がネット上で閲覧できる場合もありますので、注釈書と照らし合わせながら原文を引用することもあります。
秋期スクーリングの授業が終了しました。
年明けの試験がまだ一科目残っていますが、授業については年内で終了しましたので雑感を。
・西洋史概説
授業終わりに毎回コメントを提出。次回授業の前半で質問等に対する回答や前回授業の補足をし、後半で授業を行います。授業テーマに沿った書籍等の紹介が多く、内容を理解する助けになるものが多かったです。それらについては、機会を見てまとめようと思います。
(テストについて)
最終授業で授業内試験。全て持ち込み可で、基本的に授業内で配布されたプリントで全て解くことができます。
毎回前半で時代毎の特徴と、代表的な画家・作品を説明。後半はスライドを使用して実際の作品を紹介します。先生が「◯回分を◯回にまとめてるから時間がない」とよく呟いていましたが、確かにスライド量が膨大です。そして楽しい!知識はともかく美術館で一日中絵を見ていられる、図録をボーっと眺めていられる人なら楽しい時間だと思います。
(テストについて)
試験期間中に試験を実施。受験後に改めて書きます。
後期メディアスクーリング中間レポートについて
後期メディスクも終盤ですが、中間レポートの結果が返ってきましたのでお話します。
・日本史概説
課題は、授業内で取り上げられた人物と彼の関わった政治についてでした。引用について基本的には間接引用しましたが、漢文の公文書等については別紙を作成して引用しました。
結論の飛躍があり不安を抱えて提出しましたが評価はA。ありがとうございます!
・日文特講・中世
課題は授業内で取り上げられた話のうち、指定されたもののなかから一つ選んで論じるというものでした。
中間レポートでは評価をつけず、代わりに講評をいただけます。指摘事項として、論理の飛躍と文字数超過がありました。結論の飛躍については、字数制限で無理矢理まとめたこともあり自覚していました。しかし何度も確認したはずなのに字数オーバーとは…いずれにしても今回の指摘については、期末に生かしたいと思います。
後期メディアスクーリングが始まりました!
10月に入り、後期メディアスクーリングが始まりました。
今回私は、日本史概説と文芸特講・中世(平家物語)を受講しています。
・日本史概説
今回のメディアでは、“東アジアのなかの古代日本”ということで古代史です。夏季スクーリングの日本考古学では、古代日本における道具の使用と発展を学びましたが、その話に繋がる授業が受けられそうなので非常に楽しみにしています。
指定テキストはなく、スライドと配布資料で授業が進みます。概略を掴むため、「古代史講義」(ちくま新書)に目を通しました。
・文芸特講・中世(平家物語)
この授業は入学時点から絶対に受講すると決めていたものの一つです。軍記物や作品自体への興味もありますが、それより推しのモチーフという事実が大きい笑
ただ、古文を学んだこと自体10年以上前のことで苦手科目でもあったので、きちんとついていけるのか一抹の不安はあります。幸いメディアは何度も同じ授業を視聴できるので、高得点を狙うというよりは次のステップに繋げるための基礎固めができればいいなと思っています。
指定テキストは「平家物語」(岩波文庫)です。加えて、私は古文が苦手なため「ビギナーズ・クラシックス 平家物語」(角川ソフィア文庫)を使用し、大まかな内容をつかんでからテキストを使用しています。
秋期スクーリングと並行で進めるので、スケジュールを確認しながらやっていきたいと思います。秋期スクーリングが始まりました!
久しぶりの更新となります。
前回の日記からだいぶ空いてしまいましたが、夏季スクーリングの考古学は評価Bで無事単位を取得できました。
さて、9月下旬から秋期スクーリングが始まりました。今回私は、西洋史概説と西洋美術史を選択しました。
・西洋史概説
必修・スクーリング必修科目です。今回のスクーリングでは、中世に焦点を当てた授業が行われています。1回目は授業のガイダンスと中世という時代区分について、2回目はフランク王国の興りについてを扱いました。授業の最初にプリントが配布され、それに沿って授業が進みます。
指定テキストはありませんが、私は、授業で紹介された「ヨーロッパの歴史」(放送大学教材、2005)をメインに、今年度シラバスの指定テキスト「西洋の歴史」(ミネルヴァ書房)を補足に使用しています。内容的には西洋美術史と重複する部分もあるので、学習の相乗効果が狙えそうです。また、テストについては資料持ち込み可で穴埋めと論述を行うとのことです。
ちなみに冬期は近代を扱うそうで、国際法をかじった身として興味はあるものの勤め人としては受講は厳しい…というわけなので、本授業でたっぷりと西洋史を楽しもうと思っています。
選択科目です。今回のスクーリングでは、時代や様式に焦点を当てて西洋美術全体のあらましを追っていきます。1回目は授業のガイダンスと古代ギリシア・ローマ美術について、2回目はビザンティン美術について扱いました。授業は前半に各時代の美術について板書をしながらの説明があり、後半は作品写真を見ながらの解説です。シラバスおよび1回目授業で単眼鏡持参を推奨していましたが、特に建築や彫刻を扱う回では細部の確認のために必要かと思います。
指定テキストはありませんが、私は参考図書の「カラー版 西洋美術史」(美術出版社)を予復習に使用しています。テストについては時代様式の説明と、授業で扱った作品の論述です。試験は最終授業日に行うようで、自筆のノートのみ持ち込み可とのことです。
以上、簡単な説明ではありますが、仕事帰りの疲れを忘れて集中できるほどどちらの授業も面白いです。西洋史は先生の話のテンポのよさが心地よく、美術史は写真とはいえ作品を見ながら解説を聞ける贅沢さが気に入っています。
10月からはメディア授業も始まり忙しくなりますが、時間をうまく使いながら並行して学習を進めていきたいと思います。
夏季スクーリング(3期、終日)を終えて
会社の有給を使い、8月5日から同7日まで夏季スクーリング第3期(終日)に参加しました。科目は日本考古学です。初めてのスクーリングでしたが、キツいwとにかくキツいの一言でした。
何がキツいって、1コマ100分×4がキツい。実際の授業すべてのコマでみっちり100分授業が行われるわけではないものの、お尻は痛いわ腕は(1日中メモ取りで)痛いわ帰るころには頭痛いわで体力的に辛いものがありました。ただ、2日目になると体も幾分慣れ、比較的興味のある分野ということもあり、集中して取り組めたかと思います。その割に試験は散々な結果でしたが…
内容については、主に古墳時代までの利器や生活用品の制作の変遷を当時の背景と照らしながら学ぶものでした。比重が高かったのは、細石器・土器制作・青銅器・鉄器制作あたりかと。製鉄技術の話はもちろん、須恵様の土器など窯業生産の話はとても興味深いものでした。私自身は東博に月2回は行く暇人ですが、受講後に改めて考古室の実物を見ると小さな石刃ひとつひとつがとても愛おしいものに見えてきますw
また、最終日の授業では正倉院宝物についての映像視聴もあり、「秋の特別展の宣伝かな?」と一人ワクワクせずにはおれませんでした。完全に不審者でした。
肝心の試験ですが、内容については公開しないようお話がありましたので詳細は控えますが、授業で取り上げたものが論述にそのままでます。成績にこだわりがなければあとは記憶力の勝負だけです。私は惨敗しましたがw
今回のスクーリングを通じて痛感したのは、日ごろから学習したことの要点をまとめる訓練の必要性です。場数踏まないことにはどうにもならないので、入学後まず何でもいいので早速複数のレポートを仕上げて添削を受けることが大事だということがよくわかりました。私自身は、今回の夏スクまでろくに勉強せずレポートすら1度も提出していない体たらくでしたので、最終授業での論述試験は知識の取捨選択ができず文章の構成だけで無駄に時間を使ってしまいました。
また気づきとして、授業によっては参考書として挙げられているものより高校の教科書等を使用して時系列を予習したほうがいい場合もありそうです。今回の、古代における道具の使用については、有斐閣アルマの参考書の場合やや内容が心もとなかったかなと感じます。(そしてアルマでは別建てでまとめられていた北海道・琉球について、授業ではさらっと流す程度だった。)また、岩波講座については詳細で読み物としては面白いけれど、教材としてざっくりと全体像を把握するには向かないかなと。大学生なんだから高卒程度の知識はあって当然でしょと言われればその通りなんですが…
ともあれ、今回スクーリングを受けて通信の勉強方法が何となくわかったので、自宅学習や試験、秋季スクーリングに生かしていこうと思います。
記録はじめました
2019年4月、晴れて法政大学文学部史学科に入学しました。
このブログは、社会人学生となった私の大学生活の記録です。
①学生となった動機について
建前上は、趣味の美術館巡りにおいてより理解を深めるため。本音は、某ゲームの影響により刀剣沼にどっぷり浸かっているところ、刀剣そのものの美しさだけでなく、当時の制作背景や価値その他取り巻く環境を理解するための知識を得るため。
②法政大学を選んだ理由について
東西及び日本美術史すべてが授業として選択できることと、学士入学で最短2年で卒業できるため。また、学費が安いことから。卒業大学がおバカで有名なところなので、学歴コンプもあるかもしれませんw
③入学後の気づき
法政の通信教育で学芸員資格が取れないことは知っていましたが、頼りにしていた佛教大学の学芸員過程は本科生扱いであることに早く気付くべきでしたwもっとも、実際に大学に入ってみると学芸員資格との同時並行は難しいことがわかったのでかえってよかったのかもしれません…
ちなみに、法政に籍を置いた状態でも八洲学園大学であればダブルスクールでいけそうです。(とてもそんな時間とれないけど…w)
④目標
3年以内に卒業する(笑)
制度上は2年で卒業できるとはいえ、すでに卒業した通学過程時代の専攻(法学)とは全くことなる内容で知識もほとんどないのでとても2年では卒業できそうにありませんwまた、言い訳ではありますが、働きながらの勉強って想像以上に時間がない…というわけで2年間で知識を詰め込み、最後の1年で卒論に取り組めればと思います。
動機からして不純極まりない感じではありますが、卒業に向けて精進していきたいと思います。