社会人大学生日記@法政大学

法政大学通信生の大学生活

夏季スクーリング(3期、終日)を終えて

会社の有給を使い、8月5日から同7日まで夏季スクーリング第3期(終日)に参加しました。科目は日本考古学です。初めてのスクーリングでしたが、キツいwとにかくキツいの一言でした。

 

何がキツいって、1コマ100分×4がキツい。実際の授業すべてのコマでみっちり100分授業が行われるわけではないものの、お尻は痛いわ腕は(1日中メモ取りで)痛いわ帰るころには頭痛いわで体力的に辛いものがありました。ただ、2日目になると体も幾分慣れ、比較的興味のある分野ということもあり、集中して取り組めたかと思います。その割に試験は散々な結果でしたが…

 

内容については、主に古墳時代までの利器や生活用品の制作の変遷を当時の背景と照らしながら学ぶものでした。比重が高かったのは、細石器・土器制作・青銅器・鉄器制作あたりかと。製鉄技術の話はもちろん、須恵様の土器など窯業生産の話はとても興味深いものでした。私自身は東博に月2回は行く暇人ですが、受講後に改めて考古室の実物を見ると小さな石刃ひとつひとつがとても愛おしいものに見えてきますw

また、最終日の授業では正倉院宝物についての映像視聴もあり、「秋の特別展の宣伝かな?」と一人ワクワクせずにはおれませんでした。完全に不審者でした。

肝心の試験ですが、内容については公開しないようお話がありましたので詳細は控えますが、授業で取り上げたものが論述にそのままでます。成績にこだわりがなければあとは記憶力の勝負だけです。私は惨敗しましたがw

 

今回のスクーリングを通じて痛感したのは、日ごろから学習したことの要点をまとめる訓練の必要性です。場数踏まないことにはどうにもならないので、入学後まず何でもいいので早速複数のレポートを仕上げて添削を受けることが大事だということがよくわかりました。私自身は、今回の夏スクまでろくに勉強せずレポートすら1度も提出していない体たらくでしたので、最終授業での論述試験は知識の取捨選択ができず文章の構成だけで無駄に時間を使ってしまいました。

また気づきとして、授業によっては参考書として挙げられているものより高校の教科書等を使用して時系列を予習したほうがいい場合もありそうです。今回の、古代における道具の使用については、有斐閣アルマの参考書の場合やや内容が心もとなかったかなと感じます。(そしてアルマでは別建てでまとめられていた北海道・琉球について、授業ではさらっと流す程度だった。)また、岩波講座については詳細で読み物としては面白いけれど、教材としてざっくりと全体像を把握するには向かないかなと。大学生なんだから高卒程度の知識はあって当然でしょと言われればその通りなんですが…

 

ともあれ、今回スクーリングを受けて通信の勉強方法が何となくわかったので、自宅学習や試験、秋季スクーリングに生かしていこうと思います。

秋季は西洋史概論と西洋美術史なので、相乗効果ではかどることを期待です!あとはメディアの抽選が当たればいいなあ~

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